何も持たないから輝く
2014年04月12日
XPを使い続けるとウイルス感染率が最新のOSの20倍と聞いてあれ、少ないなと思った。この業界100倍1000倍という数字が普通に出るのでさすがにうそは言えなかったとみえる。もっとも20倍もあやしいものでもっと低いだろう。お客のことなどより会社の利益が大事なMSの恥ずかしい商売は昔からで、かつて一太郎が大きなシェアを占めていた時、Wordを安い価格で売り、追い落とした後は何事もなかったかのように他のExcelなどと同じ高い価格にした。普通の製品やサービスを提供している同じような経営方針のグローバル企業と違うところは他を選べない嫌でも使わなければいけないところでこれは普通の商売とは言えないだろう。OS部門だけでも公的機関に移行すべきである。以前にもそういう議論が起こったがなにも変わっていないところをみるとこれからもMSとPC会社に繰り返し理不尽な出費を強いられる。MSが誕生した頃その当時も大企業だったIBMやゼロックスをはじめとして誰もOSの本当の意味を理解していなかった。ビルゲイツや孫や三木谷がいくらお金を持っていても尊敬されないのはそういう特殊な業界の仕組みのせいだろう。100年後には間違いなく笑い話になっている。
週刊誌はそこを書くべきなのに売れるからと小保方さんの個人攻撃ばかり。もう一度やり直してSTAP細胞を作ればいいだけなのに政府やこれも役所組織の理研が思うようにいかないというので腹を立て、制裁という意味合いと思われる。世界的な発見、発明を、天才の出現を国として進めていたのではないですか。ノートが有るとか無いとかあまりにひらめきにそぐわないことで天才が生かせない環境である。とは言っても小保方さんを見れば男は同情し助けたいと思い、女性は服装、髪型そしてメークまで大いに盛り上がる。これほどまでに注目を集めるのも才能です。短い期間で結論が出なくともこれから長く研究を続けてもらえば良いのではないか。
ただiPS細胞にしてもそれほどのものなのだろうか。感染症に著しい効果をみせるフレミングによって発見された抗生物質のペニシリン。世界中でこれほどまでに命を救い苦しみから解放した薬はない。それと比べれば狭い範囲でもあり、延命のものだろう。ヨーロッパのある国では老人ホームで具合の悪い人が出ても病院に送らないという。そこで静かに亡くなっていくのが普通という考えなのだろう。人はいつかは死ぬものだし子供で亡くなるのは無念だがある程度の人生を経験して幸福も不幸も味わったならもうここらでいいと感じないのか。もちろんそう思わない人は高い薬をどんどん使って長生きし、医療関係者や製薬会社が儲けることに反対はしないが。
儲けるかどうかで大きな顔をしている悲しい連中。何も待たない純粋な人たちは救われて輝いている。
米田正之