弱みにつけこむ医者という商売
2013年12月21日
患者にとって医者は一人だが医者から見れば次から次にやってくるお客にすぎない。
今、本業以外で話題の徳洲会病院だが以前より良い病院という評判があった。誰でも受け入れる、お金に困っている人でもなんとかしてくれる、お礼の贈り物は一切受け取らないなど昔から聞いていたので本当だろう。事件については病院が悪いのではなく、病院建設や日本医師会との対立に政治力が必要だったということなのだろう。だが世の中こんなにいい病院ばかりではない。
父は少し糖尿病があるため近くの東京医科大学八王子医療センターに行ったのだがそこで言われた食事のメニューをあまりに忠実に守った為倒れた。後で聞くと極端な塩分不足、糖分不足、タンパク質不足でフラフラになりよく倒れるのだがそのたびに医者は疲れているからと言うだけでした。挙句の果て救急車で運ばれ入院し、退院後は別の手足をベットに縛る病院を経て自宅での寝たきり生活の後、老衰で亡くなった。一度入院時に医者の話を聞いたが父が高齢であることを予防線を張るかのようにさかんに言うだけでした。ちょうどその頃その病院ではある医者の受け持つ患者にえらく死人が多いと問題になり新聞にも大きく載ったこともあって医療の水準が低い、簡単に言うとへたなのであろう。一人暮らしになった母は年齢と腰が曲がっているせいか腸が下がって下腹がぽっこり出ている。同じ病院で検診を受けた際、腸閉塞だから今すぐ手術をしないといけないと言われる。母はあわてて手術をする金も無いしどうせ死ぬなら子供の側でと思ったのか引越し、新しくかかりつけの医院となった医者に便秘は3日ぐらい出なくても大丈夫ですよと言われたという。腸閉塞でも何でもない。あるいは腸閉塞になるかもしれないというべきか。医者にかかればどんな健康な人も病人になる。
医者は社会的地位が高いのだという。おかしくて、笑ってしまう。人の弱みにつけこむ医者という商売人ではないか。果物屋の主人が「奥さん、ますます綺麗になって」とリンゴやミカンを多く買わせるほうが奥さんも綺麗になり、家族も健康になって社会的にみても高い貢献をしているといえるだろう。医師会を習って全日本果物商政治連盟を作り政治力を高めれば社会的地位も上がる。自分は子供の頃病院に行ったきりだが、これからも死なない為に病院には行かないと考えているところである。
米田正之