若いから悩む

2015年12月27日

若者の中には社会に適応できないと感じている人もいるだろう。その社会が実はいい加減なところだと分れば悩んでいたこともばからしく思えてくる。
暴力でいじめたりホームレスの人を襲っている男、その世界の頂点を目指す気概はありますか。なければ止めましょう。迷惑を掛けないで生きてください。今、いじめられている、或いは周りに適応できないでいる子、あなた達はピュアで正義感があって真面目です。もう十分に悩んだのだからこれからは少し迷惑を掛けて行きましょう。
真実を見る目を持っているから、あたりさわりなく、きらわれないで正しそうなことを言っている今の社会が変だおかしいと感じるのです。
田舎での中3の松原進という担任は貧乏人が嫌いで裸電球揺れる我が家に家庭訪問に来て態度が変わり高校に行かないで働いたらいいと言う。社会科を受け持っていて生徒の前で生活保護受給者をバカにする。金持ちと議員の子が大好きでその後、金沢市教育委員会の委員になったという。不適格教育者であっても教育委員会の委員になれる。
家庭を大事にするロックンローラー、幼稚園児のように手取り足取りの大学生の就職活動。世の中そんなに大変なことをやっている訳ではないと知ることです。

我が世の自動車産業は国からの手厚い保護と爆発的な需要で成長したがホンダもなかなか四輪に参入出来なかった位の少ないメーカー数のため高い車を買わされている。部品点数の少ない電気自動車などは多くのメーカーがひしめき合えば安全で廉価な車が出てくる。ケンとメリーの時代と違って今の若者は現実的で賢い。お金のないやつは乗るなとしてきたいままでの考えを変えない限り先細りが見えている。
ハンセン病が直ぐ治る病気と知りながら長い間隔離してきた責任を誰も取らない。関わった政治家や身近にいた厚生省の職員がどうして声を上げなかったのか。これで北朝鮮や中国の人権問題を非難できますか。
口先だけで、出来もしないことや間違ったことを言っても謝らないし責任をとらない政治家。鳩山氏と小沢氏が沖縄の基地問題で責任を取って辞めたのが最後になるのでないか。
官房機密費や記者クラブ問題が解決しない限り日本の政治は変わらないし、この二つがなくなって初めて普通の国の仲間入りだろう。

朝鮮戦争で何百万人の犠牲者が出て日本は復興した。アメリカも軍需産業なしでは成り行かないから戦争をしてきた。莫大なお金と雇用を生み出す。戦争を批判したり止めようとしたキング牧師やジョンFケネディが暗殺されたのもそれが諸説あるなか有力となっている。アメリカ、フランスの国家テロ、目ざとく勢力を拡大しようとするロシア。イスラム教徒に対する蔑視が根底にある。十字軍のキリスト教徒の方が残虐行為をしていた。空爆で幼い子供や女性がバラバラになって死んでいるのだから今も同じだ。
反乱集団が一つの国家を作りやがて穏健化してゆくのを歴史の中に見る。
イスラム国とイスラム教徒は違うと言うなら北朝鮮の政権と朝鮮学校の生徒は違う。
今から73年前、母は台湾の台北で安川電機の製品を扱う会社で事務員をしていたのだが先輩の二十歳になる女性が安川の社員と恋仲となり本社に帰ったその男を追って乗った船が潜水艦の魚雷攻撃を受け亡くなった。綺麗な女性だったという。
人生は短い。音も無く流れる星が一瞬輝いて消えていくように儚い。松尾芭蕉の 「蛸壺やはかなき夢を夏の月」、  吉田兼好の徒然草に詠まれ、芭蕉も更科紀行でその通りと記した 「阿波の鳴門は波風もなし」 短い人生、何があるか分からないし人生の荒波に比べれば鳴門の波風もとるにたりない。
田中角栄やダイエーの中内さん、愛川欽也さん。なかなかそういう人にはなれないけれど自分で考え行動できる人でありたい。若いときの苦悩は大人になって生きてくるものです。
大いに悩んだ後は社会の荒波の中に身をゆだねよう。そして滑稽なこの社会で笑おう。
  米田正之

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